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2004年 11月 17日
羽生マジック炸裂!
11月15日に行われた、王将戦リーグ 5回戦 羽生善治二冠 対 久保利明八段 戦 の 模様を紹介させてください。この将棋は主催の毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社の ご厚意で無料中継が行われました。(詳しくはここをご覧ください) 本当に素晴らしいことだと思います。 将棋は、後手久保さんの四間飛車に対して羽生さんは居飛車穴熊です。 というと、ありきたりな将棋の思えるのですが、そうではありませんでした。 序盤で角交換になりながらも、羽生さんが穴熊に囲ったのです。常識的には穴熊は スキが多く角交換は不利とされていますが、羽生さんには通用しない常識だったようです。 ![]() 図は、羽生さんが、6五に角を打ったところ。勿論、桂馬取りなのですが、私には 羽生さんがこのような「せまっくるしい」角を打ったのは少し意外でした。 ![]() 久保さんは、△6七歩成り、で歩を入手し△3二歩と打ちます。多少不本意な辛抱ですが、 相手の角も動けません。羽生さんが手を作れるかどうかに大勢が掛かってきています。 さて、羽生さんの次の一手は何だと思われますか。私なら▲4五桂と跳ねたくなりますが。 正解は、▲3四歩。あーあ、これで桂馬は跳ねられなくなりますが、いいのかな。 このあと、△同銀▲3三歩!△同桂、としてから、▲2四歩△同歩▲同飛と活用します。 これで、いい勝負のようです。 ![]() この後、羽生さんの▲7五桂が実現します。それに対して金が下がって歩を打って、 金を寄って銀を打ち込む。なんだか、羽生さんが一方的に攻めてるようでしょ。 でもそうでもないのです。 図の久保さんの△7四歩が、攻めを催促した好手です。これに対しての羽生さんの ▲5四歩には驚きました。控え室で検討するプロの棋士でさえ、「久保さんの勝勢」と 宣言したくらいです。なぜなら、桂馬を取っての次の好手があるからです。 ![]() △8六桂です。これは弱りました。ほうっておいたら、9八に金とか銀を打たれて一手詰め です。仕方なく▲8六同歩ですが、二の矢の△8七桂が来ました。 ![]() さて、いよいよ今晩のその時がやってきました。いや、松平さんではなかったですね。 この将棋のハイライトです。 先手玉は、まだ詰みません。ですから後手玉に詰めろを掛ければよし、です。 しかし、普通に▲6二と、は詰めろではないのです。羽生さんはどうするのでしょうか。 控え室は依然「久保さん勝勢」です。 その次の一手は▲7二銀成のタダ捨てでした。 ▲7二銀成△同銀▲6二と、と進めたのです。つまり、先程単に▲6二と、は詰めろでは ないといいましたが、▲7二銀成△同銀▲6二と、は詰めろになっているのです。 これをマジックといわずして何をマジックといえばいいのでしょうか。私が初めて 赤いフォントを使用した意味が分かっていただけたでしょうか。 ぜひ、もっと詳しくこの将棋を並べてみてご堪能ください。先ほどもいいましたが、 ここ(毎日インタラクティブさん)です。 ■
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by hyakuta1988
| 2004-11-17 03:30
| 将棋
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