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2004年 11月 21日
明日のために
デュランダル、強かったですね。結局、3着まではマイルのGⅠ馬が占めました。 いわゆるローカル馬、ハンディキャップホースと呼ばれる馬たちが3着以内に 来れなかったということはレベルの高い、いいレースだったのではないでしょうか。 恒例の驕らず、悔やまず、明日のためにマイルチャンピオンシップ(GⅠ)の反省です。 予想通りか、予想を裏切られたかで「勝ち」「負け」「引き分け」を決めてます。 ・15着ギャラントアロー(前売り11番人気 単勝40.5倍) >昨年好走は買いパターンなのですが、最近の不調をリンドシェーバーの子に >ありがちな早い衰え、とも取れる。人気がないのでちょっと買いたくなるが、 >どちらかといえば買わない。 あのスローで大負けは如何なものか。私の勝ち。 ・11着フォルクローレ(前売り14番人気 単勝84.4倍) 14番人気で11着はどちらともいえないですね。引き分け。 ・14着ラクティ(前売り3番人気 単勝6.4倍) 先週と同じ。ギャンブルに勝った感じ。私の勝ち。 ・4着マイネルソロモン(前売り9番人気 単勝31倍) よく走った。3着以内は来そうにないと思ったのは正解だが、がんばりを讃えて、負け。 ・9着ファインモーション(前売り2番人気 単勝5倍) >例によって武豊騎手騎乗は買わない材料。人気もちょっとしすぎか。買わない。 人気しすぎ、というのは当たっていると思う。あまり、成長力を見せていませんね。 勝ち。 ・13着マイソールサウンド(前売り10番人気 単勝36.5倍) >最近不振。人気は、いい感じだが特に買いたい材料もない。 引き分け、かな。 ・1着デュランダル(前売り1番人気 単勝2.6倍) >この中では相当強い。単勝2倍くらいの力はある。2.5倍ならギリギリ買いか。 勝ち、でしょう。 ・3着テレグノシス(前売り5番人気 単勝11.4倍) >前走大敗で人気落ち。コースも不得意か。しかし1600mは適距離。 >微妙だから買わない。 強い。やはり、1600mくらいが一番よさそう。残念だが、負け。 ・8着バランスオブゲーム(前売り8番人気 単勝26.6倍) >1600mは忙しすぎるか。しかし人気は相応。したがって買わない。 人気相応、というのはズバリ。引き分け。 ・5着プリサイスマシーン(前売り13番人気 単勝57倍) >最近好調ではあるが、ダート馬の印象もあるので人気は抑えめ。これはいい傾向。 >しかし、1600mはちょっと忙しすぎるか。ちょっと買いたいけど、止め。 いい線行ってる予想だと思う。血統的には芝を走れる馬。「中山金杯」辺りは勝てそう。 しかし、負けですね。 ・7着メイショウボーラー(前売り8番人気 単勝26.6倍) >展開向けば前残りもあり得る。8番人気は微妙。ちょっと買いたい。 スローで粘れないようでは見込み違いでした。タイキシャトル産駒の成長力は疑問です。 負け。 ・6着アドマイヤマックス(前売り6番人気 単勝14.9倍) >今回一番人気なさ過ぎの馬。右回りが嫌われたようだが、克服すれば単勝まで。 >勿論克服できると見る。買い。 橋田さん、太いよ!でも負けです。 ・10着マイネルモルゲン(前売り12番人気 単勝49.7倍) >人気無いですね。中山得意ですから京都も克服する可能性ありと見ました。 >ちょっと買い。 いまいちでした。引き分け、いや負けだ! ・16着ナイトフライヤー(前売り15番人気 単勝140倍) >滅多なことでは来ないでしょうね。でも人気はないです。微妙。買わない。 まあ、順当。引き分け。 ・2着ダンスインザムード(前売り4番人気 単勝7.2倍) >とても強い馬ですが、まだ、3才。1600mで冷静にメイショウボーラーと比較してほしい。 >買わない。 とてつもない強い馬でした。藤沢師にも脱帽。負け。 ・12着ロードフラッグ(前売り16番人気 単勝141倍) >人気無いですね。でもいくら割安でもこのメンバーで上位は大変でしょうね。買わない。 引き分け。 というわけで、 馬券的にはわずかなプラスですか、「負け」のほうが多いので、 気分的には「引き分け」という感じですね。 でもデュランダルが強い勝ち方をしてくれたのは嬉しいですね。 もしかして、この馬がサンデーの代表産駒? ■
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by hyakuta1988
| 2004-11-21 18:02
| 競馬
2004年 11月 20日
マイルチャンピオンシップ(GⅠ)の予想です。
先に各馬についてのコメントを。 ・ギャラントアロー(前売り11番人気 単勝40.5倍) 昨年好走は買いパターンなのですが、最近の不調をリンドシェーバーの子にありがちな 早い衰え、とも取れる。人気がないのでちょっと買いたくなるが、 どちらかといえば買わない。 ・フォルクローレ(前売り14番人気 単勝84.4倍) まだ力不足とも思えるが、ダンス産駒の成長力、前走スワンSが勝ち馬と0.1秒差。 ひょっとしたらの期待あり。何より人気がなさ過ぎ。買い。 ・ラクティ(前売り3番人気 単勝6.4倍) 外国馬。大きな実績あり。外国馬でも人気があるパターン。買わない。 勝たれたらしょうがない。 ・マイネルソロモン(前売り9番人気 単勝31倍) 典型的なハンディキャップホース、ローカル専門馬のようにも思えるが、 2、3着があってもおかしくない。人気がないぶん馬券的には微妙。しかし買わない。 ・ファインモーション(前売り2番人気 単勝5倍) 例によって武豊騎手騎乗は買わない材料。人気もちょっとしすぎか。買わない。 ・マイソールサウンド(前売り10番人気 単勝36.5倍) 最近不振。人気は、いい感じだが特に買いたい材料もない。 ・デュランダル(前売り1番人気 単勝2.6倍) この中では相当強い。単勝2倍くらいの力はある。2.5倍ならギリギリ買いか。 ・テレグノシス(前売り5番人気 単勝11.4倍) 前走大敗で人気落ち。コースも不得意か。しかし1600mは適距離。微妙だから買わない。 ・バランスオブゲーム(前売り8番人気 単勝26.6倍) 1600mは忙しすぎるか。しかし人気は相応。したがって買わない。 ・プリサイスマシーン(前売り13番人気 単勝57倍) 最近好調ではあるが、ダート馬の印象もあるので人気は抑えめ。これはいい傾向。 しかし、1600mはちょっと忙しすぎるか。ちょっと買いたいけど、止め。 ・メイショウボーラー(前売り8番人気 単勝26.6倍) 展開向けば前残りもあり得る。8番人気は微妙。ちょっと買いたい。 ・アドマイヤマックス(前売り6番人気 単勝14.9倍) 今回一番人気なさ過ぎの馬。右回りが嫌われたようだが、克服すれば単勝まで。 勿論克服できると見る。買い。 ・マイネルモルゲン(前売り12番人気 単勝49.7倍) 人気無いですね。中山得意ですから京都も克服する可能性ありと見ました。ちょっと買い。 ・ナイトフライヤー(前売り15番人気 単勝140倍) 滅多なことでは来ないでしょうね。でも人気はないです。微妙。買わない。 ・ダンスインザムード(前売り4番人気 単勝7.2倍) とても強い馬ですが、まだ、3才。1600mで冷静にメイショウボーラーと比較してほしい。 買わない。 ・ロードフラッグ(前売り16番人気 単勝141倍) 人気無いですね。でもいくら割安でもこのメンバーで上位は大変でしょうね。買わない。 というわけで、 今月末の手形が落ちそうにないというかたは フォルクローレ、メイショウボーラー、マイネルモルゲン辺りを絡ませて勝負されたら 如何でしょうか。 私は、 デュランダル 単勝 500万円 メイショウボーラー 単勝 100万円 アドマイヤマックス 複勝 500万円 で勝負します。 ■
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by hyakuta1988
| 2004-11-20 19:54
| 競馬
2004年 11月 19日
その月で最も印象的な手、好手、絶妙手、記憶に残る手などに贈られます
「ムーブ オブ ザ マンス」(MOVE OF THE MONTH) の10月度の受賞手及び受賞者の発表です。 めでたく受賞されました手及び受賞者は (ここでドラムロール) 10月15日に指されましたB級1組順位戦青野照市九段対北浜健介七段戦に於ける 72手目△7三桂及び74手目△8六飛車という 一連の寄せの妙手に贈られます。 受賞者は北浜健介七段です。 受賞理由:北浜七段は順位戦という重要な対局でありながら、しかも相手は 大ベテランであるにもかかわらず全く臆することなく滅多に見られぬ感動の 寄せ手順を披露。日本全国津々浦々にまで、B級1組に北浜健介あるを 知らしめた。 ![]() ![]() 手についての詳しい説明は10月16日付けのエントリー及び、 棋譜を引用させて頂いた「毎日インタラクティブ」をご覧ください。 なお、受賞者には、こちらから連絡し賞状並びに記念の盾、及び金一封、 記念の品としてムーブオブザマンス制定委員会オリジナルの純金製懐中時計を お贈りするようなことは致しません。 皆様におかれましては、万が一、路上で北浜さんに出くわした時にはぜひ、お祝いの言葉の一つでも掛けて頂けましたら幸いでございます。 ■
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by hyakuta1988
| 2004-11-19 23:46
| 将棋
2004年 11月 19日
昨日、大きな本屋さんに寄ったら、私のお薦め書籍ナンバー1である
「マネー・ボール」 が山積みにされていました。 重版して最近作ったに違いない帯が掛かっているのですが、そのコピーが 「○○○、○○○、ライブドアの堀江社長、楽天の三木谷社長に捧ぐ」 と書かれてありました。下心で胸がはりさけそうな(by桑田圭祐)コピーですが、 まさに正論、スリランカです。 この本は日本の全野球関係者及びコアな野球ファンはぜひ読むべき本だと思います。 今日は最初に、この本「マネー・ボール」について、簡単に紹介させて いただきます。 この本は、メジャーリーグのオークランド・アスレチックスのGM(ジェネラルマネージャー) であるビリー・ビーンという人の生い立ちとGMとして新しくしかもユニークな理論によって 貧乏球団が如何に金満球団であるニューヨーク・ヤンキース並の成績を上げるにまで 至ったかをドキュメンタリータッチで描いたノンフィクションです。ポイントはデータを重視し、 得点力を上げるには出塁率が非常に大事である、ということに着目した チーム作りにあります。 また、モノポリー好きの私が特に興味を引いたのはビリー・ビーンが非常に 選手のトレードに際しての交渉が巧みなことです。中にはわざわざ他の2球団間の トレードに割って入って利益を得ようとしたり、売るものは少しでも高く見せ、 欲しい選手はできるだけその気が無いようにしてみせる。 まるで、日本におけるモノポリーのトッププレイヤーが見せる交渉テクニックそのものです。わたしもこの本から学ぶ点が多かったですし、もっとこうやればいいのに、 と思うところもありました。少なくとも野球人で、しかも感覚が正しい人であるのなら、 得るものが多い本だと思います。 マジで、堀江さん!貴方のやってらっしゃることを見てるとこれ読んでるような気が しないんですけど。大丈夫ですか。何?もう野球には興味がない。 こりゃまた、失礼しました。 そうそう、ちょっと古いニュースですが、このマネー・ボールが映画化されるらしいです。 どんな映画になりますかね。楽しみです。 【映画の原作ニュース】ソニーが「マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男」の映画化権を取得 さて、今の話でも出てきましたが、プロ野球球団でトレードを有利に進める、もっと大げさにいえば、トレードだけでも儲かってしまう、という方法が2つあります。 一つは、ビリー・ビーンがやった方法です。相手とこっちの「ある選手」に対する評価値の 誤差を利用するという方法です。 これは、株式市場でいうと裁定取引(さや取り)に似てますよね。 もう一つが、その球団だけのノウハウを持つ、ということです。先ほどの一つ目も 広い意味ではそうなのですが、この場合はもっとちゃんと努力してそのノウハウを 確立してある場合を指します。例を挙げますと、 ・ベテラン選手の選手生命を延ばすノウハウがある。 ・アンダースロー投手を育てるノウハウがある。 ・ナックルボーラーを育てるノウハウがある。 ・スイッチヒッターを養成するノウハウがある。 ・投手の肩を再生するノウハウがある。 というようなことです。他にもいくらでも考えられますよね。 具体的にどうなるかをいいますと、 例えば、ほりあて球団には、ちょっとしたノウハウがあるとします。 ベテランの選手生命が長いのです。これだけで、トレードでは すごいアドバンテージなのです。 一つの例を挙げますと、ある選手はもう限界だということで、他球団から放出されます。 場合によっては「自由契約」になることもあります。つまり、見返りなしでベテラン選手を 獲得できるわけです。このベテラン選手がこのあと、5年も活躍してくれたらどうでしょう。 随分得ですよね。てことは、ほりあて球団はベテランばかりがいて若手のいない球団 なのかですって?いいえ。そんなことはありません。 若手はどんどん使います。つまり、再生したベテラン選手は再度、重要なトレード要員に 成ってくれるのですよ。この理屈、分かっていただけますでしょうか。 これは、もし、ほりあて球団にナックルボールを投げられる優秀な投手コーチがいる場合も 全く同じです。勿論、ナックルボーラーが一つの球団に3人も4人も要らないのです。 しかし、その投手を欲しがる球団が他に絶対あるはずなのです。つまり、彼らは、 申し訳ないのですが、重要で高価なトレード要員にもなるのです。 さて、今回は前回の続きで 10年計画の我がチームでは、高校卒の野球経験はないが、 抜群の運動神経の持ち主を集め教育し、 プロ野球で通用する選手に仕立て上げます。 ということの続きを書くつもりだったのですが、横道に逸れてしまいました。 次回は、今日の私の主張(その球団だけのノウハウを持つと非常に有利である)を 踏まえた上で、上記のテーマを考えていくことにします。 ■
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by hyakuta1988
| 2004-11-19 01:33
| プロ野球
2004年 11月 17日
マシュー。この粘り
先日の日曜日に放映されたNHK杯(松尾歩五段 対 橋本崇載四段 戦)は 皆さんご覧になったでしょうか。いやー、驚きましたね。 何が?って。 橋本四段の髪の毛の色ですよ! 松尾五段も染めてるのですが、こちらは普通の茶髪。橋本さんの前では全然普通でした。 橋本さんの髪は金髪に近いんです。 これがまた 黒のスーツにマッチして無いんです。 その点、読み上げの安食総子女流のコーディネイトは見事でした。ブラウン系の カーディガンに栗色の髪が非常によく似合ってました。このセンスをみんな、 見習ってくださいよ。と思っていたら、将棋も佳境。金髪の橋本四段が上着を脱ぎました。 シャツは何と、紫色でした。これにビックリされた方もいたようですが、私は逆でした。 このほうが、髪の毛に合っているんです。 いわば、藤井隆が演じるマシューって感じでしょうか。 橋本さん、髪の色は自由です。人が何と言おうとお好きなように染めてください。 ただ、コーディネイトには気をつけた方がいいですよ。 マシューの衣装はぜひ研究されたら如何でしょうか。 さて、この橋本四段、単に髪の毛の色で話題を集めるだけではありません。 将棋が粘り強いんですよ。このNHK杯戦も最後は粘り勝ちです。 そして、昨日のC級2組の順位戦でも見せてくれました。相手は佐藤和俊四段。 こちらも若手の有望株です。 将棋は先手佐藤さんの四間飛車に対して、後手橋本さんの対策は右四間飛車穴熊です。 多少橋本さん苦戦かと思われる次の図をご覧ください。 ![]() 今、先手の佐藤さんが▲1七香と打ったところ。竜は敵玉を狙っているし、 2本の香車の援軍として6九の飛車も回ってくるかも知れません。それに引き替え後手の 2枚の馬は働きがいまいち。どうみても先手が良さそうですね。 しかし、橋本四段は諦めることなく、ここで△2四香と打ちます。これが逆転劇の 第一歩でした。 ![]() 図は、後手が2度目の△2四香車を打ったところです。先手は歩切れなので香車の攻めを 香車合いで凌ごうとしますが、ここでは▲2六香△同香▲2七香△2四香と進み 千日手模様になっています。 ![]() 図は、先手から千日手模様を打開して▲3七金上としたところです。ここからの 橋本四段の攻めがびっくりしました。△1八歩、から歩を4連打!歩を使い切ってまでして 香車をつり上げ、△1六桂打ちの王手!です。よくある手筋ですが、歩切れになるまでの 4連打というのはちょっと珍しいですね。結果的には、この桂馬打ちが入ってからは完全に 後手も勝負形になったようです。 でも、この将棋を勝つなんて、すごいでしょ。 マシュー橋本は! 私も彼のファンになってしまいました。これからも彼の将棋とファッションには注目して いきたいと思います。 なお、この将棋の詳しい棋譜・解説はぜひ「Mainichi INTERACTIVE 名人戦棋譜速報」をご覧ください。 ■
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by hyakuta1988
| 2004-11-17 23:14
| 将棋
2004年 11月 17日
羽生マジック炸裂!
11月15日に行われた、王将戦リーグ 5回戦 羽生善治二冠 対 久保利明八段 戦 の 模様を紹介させてください。この将棋は主催の毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社の ご厚意で無料中継が行われました。(詳しくはここをご覧ください) 本当に素晴らしいことだと思います。 将棋は、後手久保さんの四間飛車に対して羽生さんは居飛車穴熊です。 というと、ありきたりな将棋の思えるのですが、そうではありませんでした。 序盤で角交換になりながらも、羽生さんが穴熊に囲ったのです。常識的には穴熊は スキが多く角交換は不利とされていますが、羽生さんには通用しない常識だったようです。 ![]() 図は、羽生さんが、6五に角を打ったところ。勿論、桂馬取りなのですが、私には 羽生さんがこのような「せまっくるしい」角を打ったのは少し意外でした。 ![]() 久保さんは、△6七歩成り、で歩を入手し△3二歩と打ちます。多少不本意な辛抱ですが、 相手の角も動けません。羽生さんが手を作れるかどうかに大勢が掛かってきています。 さて、羽生さんの次の一手は何だと思われますか。私なら▲4五桂と跳ねたくなりますが。 正解は、▲3四歩。あーあ、これで桂馬は跳ねられなくなりますが、いいのかな。 このあと、△同銀▲3三歩!△同桂、としてから、▲2四歩△同歩▲同飛と活用します。 これで、いい勝負のようです。 ![]() この後、羽生さんの▲7五桂が実現します。それに対して金が下がって歩を打って、 金を寄って銀を打ち込む。なんだか、羽生さんが一方的に攻めてるようでしょ。 でもそうでもないのです。 図の久保さんの△7四歩が、攻めを催促した好手です。これに対しての羽生さんの ▲5四歩には驚きました。控え室で検討するプロの棋士でさえ、「久保さんの勝勢」と 宣言したくらいです。なぜなら、桂馬を取っての次の好手があるからです。 ![]() △8六桂です。これは弱りました。ほうっておいたら、9八に金とか銀を打たれて一手詰め です。仕方なく▲8六同歩ですが、二の矢の△8七桂が来ました。 ![]() さて、いよいよ今晩のその時がやってきました。いや、松平さんではなかったですね。 この将棋のハイライトです。 先手玉は、まだ詰みません。ですから後手玉に詰めろを掛ければよし、です。 しかし、普通に▲6二と、は詰めろではないのです。羽生さんはどうするのでしょうか。 控え室は依然「久保さん勝勢」です。 その次の一手は▲7二銀成のタダ捨てでした。 ▲7二銀成△同銀▲6二と、と進めたのです。つまり、先程単に▲6二と、は詰めろでは ないといいましたが、▲7二銀成△同銀▲6二と、は詰めろになっているのです。 これをマジックといわずして何をマジックといえばいいのでしょうか。私が初めて 赤いフォントを使用した意味が分かっていただけたでしょうか。 ぜひ、もっと詳しくこの将棋を並べてみてご堪能ください。先ほどもいいましたが、 ここ(毎日インタラクティブさん)です。 ■
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by hyakuta1988
| 2004-11-17 03:30
| 将棋
2004年 11月 15日
近将カップ決勝戦
杉本昌隆六段 対 渡辺明六段 戦 11月13日(土曜日)20:00から行われた決勝戦の模様です。 このトーナメントはプロアマ入り交じってのネット上、唯一の棋戦。 優勝者には賞金100万円が贈られます。 近将ネットの会員(登録無料)なら誰でも観戦できます。 杉本さんの先手で始まったこの将棋は後手渡辺さんのイビアナに対して 杉本さんが藤井システムから、ぬぁんと、次の図のような構想を披露してくれました。 ![]() 四間から飛車を2筋に振り戻し、棒金作戦!です。この後は、▲1六金から▲2五歩と 進みました。杉本さんの当初の作戦は成功といえるのではなかったでしょうか。 この後、両者の力の入ったねじり合いが見ものでした。しかし後手は、いまや 泣く子も黙らせる渡辺さんです。 (一応、一人息子の柊くんを子育て中の渡辺さんにちなんだ軽いジョークです。 詳しくは、「若手棋士の日記」をご参照ください) 見事、好勝負に持ち込みます。紆余曲折あって、次の図。最終盤です。 ![]() 後手が△3六銀と打ったところ、杉本さんは▲4八玉と逃げたのですが、これが まずかったようです。ここでは、▲3八玉、△3七金、▲3九玉と頑張る手だったようです。 違いはといいますと、先手4九の香車が敵陣に利いているかどうかの違いです。 利いていると後手もなかなか詰めろを振りほどきにくいようです。 ![]() では、なぜ先手の杉本さんがこの変化を選ばなかったかといいますと、ここで △6六馬が気になったかららしいです。(局後の感想チャットにて) しかし、渡辺さんはその辺りもちゃんと読まれてました。 ![]() △6六馬には、▲5七角合が好手。これは先手がいいようです。 終盤の勝負術と読みの緻密さで、この将棋の軍配は渡辺明六段に上がりました。 実に面白い将棋でした。この将棋の模様はきっと「近代将棋」に掲載されると思います。 その時はぜひ、ご覧ください。棋譜は「近将道場」で棋譜検索すれば見つかります。 これで、第2回の近将カップは、渡辺六段の優勝で幕を閉じたのですが、また第3回の 近将カップが始まるそうです。開始が待ち遠しいですね。 近代将棋社さん、 楽しい棋戦の提供と棋譜の引用をさせていただきましてどうもありがとうございました。 ■
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by hyakuta1988
| 2004-11-15 17:13
| 将棋
2004年 11月 14日
自慢と反省と確認と準備と
・エルノヴァ(3着) 人気が4番人気、着順が3着。これは人気過剰ではない。 したがってこの部分では負け。 GⅠを取れるとは思えない、というのは正しかった。少しだけ勝ち。 柏木集保さんとは再勝負します。(手強い相手ですね) それにしてもエルノヴァちゃん、ジャパンカップに登録とは驚きました。 さすが、藤沢流です。 ・アドマイヤグルーヴ(1着) 馬体重増減なしとは驚きました。今日は、ギリギリのように思えました。 橋田調教師を信用したことと彼女がナンバー1であるということは間違ってませんでした。 勝ちとさせてください。でも彼女はしばらく休ませてあげてくださいよ。 ・レクレドール(7着) 体重減なら買う気がしない、といってたので勝ち。上手く立て直して欲しいです。 ・スイープトウショウ(5着) 5着でした。私の評価はそうは間違っていなかったので勝ち。 ・ヤマニンアラバスタ(11着) 直線で前がつかえたものの、これがなくてもダメだったでしょう。 馬体が細化していました。調教師のミスか、調子落ちでしょうが、私の負けです。 いや、1000万円の複勝勝負でしたので大負けですね。 でも見捨てないでください。今回の負けは、不運と調子落ちです。 いつか穴を開けてくれる馬です。 ・ウォートルベリー(15着) ダメでしたね。今回は私がギャンブルに敗れました。負け。 ・スティルインラヴ(9着) 完全復調はなっていませんでした。はっきりと私の負けです。 ・エリモピクシー(4着) 4着は大好走といえるのではないでしょうか。さすがは、エリモシックの妹ですね。 甘い目に見て勝ちでしょう。 ・オースミハルカ(2着) 展開を予想できなかった私は、完全な負けでした。反省してます。 今回に限っては、父の母の父サドラーズウェルズが、母の父リンドシェーバーを 上回りましたね。 ・オースミコスモ(6着)、メイショウバトラー(8着) については負けましたが、人気もなかったので引き分けですかね。 オースミコスモは流石に強いですね。2000mのレースなら4着、1800mなら 2着はありましたね。 ・グローリアスデイズ(12着) ドルチェリモーネ(14着)より可能性があるといっていた点は間違いなかったが、お互い 10着以下ではあまり意味がないですね。したがって、負け。 ということで、今回は総合評価で引き分けが妥当なところでしょうか。 アドマイヤグルーヴの単勝が4倍以上付いてたら、高らかに勝利宣言だったのでしょうが。 最後にひとこと。 やはりパドックを見たり馬体重のチェックは、馬券を買うのだったら必要ですね。 今回の例だと、馬体を見ていたらヤマニンアラバスタに1000万円を投入することは ありませんでした。 さて、次週はこれも頭を悩ませる「マイルチャンピオンシップ(GⅠ)」です。 また1週間悩んで楽しみましょう。 ■
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by hyakuta1988
| 2004-11-14 18:53
| 競馬
2004年 11月 13日
前回あまりにエルノヴァに力が入りすぎで肝心の「エリザベス女王杯」の最終予想まで
到達しませんでした。 では早速、簡単に各馬についてコメントを。 ・アドマイヤグルーヴ 一番強いのは間違いない。レクレドールと共に馬体重に注意したい。体重減なら 買う気しない。ただ、橋田調教師が調整に失敗するとは思えない。 また、この馬は典型的に勝つか、負けるかのタイプ。 したがって、買うなら単勝馬券を買うべき。現在の前売りでは単勝3.7倍だが、 これだったら単勝は買い。いい配当だと思う。 ・スイープトウショウ 1番人気なら買えない。2200m以上ならこれからも買わない。 もちろん相当強い馬であることは間違いない。 ・ヤマニンアラバスタ 万年人気薄馬。適距離。前々回の降着は無視して成績を評価すべき。買い。 どうして人気ないのだろう。 ・エルノヴァ そういう理由(前回参照)で買わない。 ・ウォートルベリー(外国馬) 訳分からんけど、大穴狙える。外国馬は人気の盲点になりやすい。買い。 ・スティルインラヴ 復調してそう。どちらかというと買い、という程度。 ・エリモピクシー 「エリ女」勝ってるエリモシックの全妹。どちらかというと買い。 ・オースミハルカ、オースミコスモ、メイショウバトラー 距離、展開が相当厳しい。買わない。 ・グローリアスデイズ 潜在能力的にはドルチェリモーネより可能性あり。どちらかというと買い。 というわけで、 私の予想は馬券配分を主としているのではないので買い目はシンプルに アドマイヤグルーヴ 単勝 500万円 ヤマニンアラバスタ 複勝 1000万円 でいきます。以上です。これからははずれた時の言い訳を考えることに専念します。 ■
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by hyakuta1988
| 2004-11-13 19:55
| 競馬
2004年 11月 13日
柏木集保氏とエルノヴァを巡っての戦い
先日お話ししたアドマイヤグルーヴのほかに気になる馬がいまして、それが、 エルノヴァです。サンデーサイレンス産駒、藤沢和雄厩舎、ペリエ騎手と くれば、なかなか人気薄のままでは収まらないかと思っていたら、それに輪を掛けて 人気競馬評論家柏木集保さんまでがどうやらエルノヴァにご執心のようです。 人気薄なら狙い目と思っていたのですが、これでは断念です。でも折角ですから エルノヴァについて、サンデーサイレンス評論家である私なりの見解をご披露しましょう。 サンデーサイレンスは今まで、数え切れないくらいのGⅠ馬を輩出してきましたが、 意外なことに「古馬になって初めてGⅠ馬となった馬」は数えるほどしかいません。 サイレンススズカ、マーベラスサンデー、ビリーヴ、デュランダルくらいしか思い出せません。 そうそう、一応ゴールドアリュールもそうです。(彼は3才時に交流G1を勝っています) またまた追加です。トゥザヴィクトリーもそうでした。 このそうそうたるメンバーにエルノヴァが肩を並べることができるでしょうか。 という問題です。 マーベラスサンデーやサイレンススズカはデビュー時から飛び抜けた才能を 見せていましたし、ビリーヴ、デュランダルもGⅠ馬になる前に既に重賞を勝っていました。 トゥザヴィクトリーに至っては、ドバイワールドカップ2着という素晴らしい実績がありました。 まとめますと、 ほりあてくんの馬券指南(その90) ・サンデーサイレンス産駒は仕上がりやすく、2才から活躍できる。 ・古馬になっても成長する。但し、成長度は「並または並の下」。 ・古馬になってから活躍した馬も若くして才能を見せていたことが多い。 ということがいえるでしょう。 ご覧になられたら分かりますが、エルノヴァは素晴らしい成績を挙げています。しかし、 一気にGⅠを取るほどの馬ではないだろう、というのが私の結論です。 柏木集保氏はエルノヴァのブルードメアサイヤーがサドラーズウェルズで、さらには 母の母の父がどうこうなので、距離が延びでいいはずだとかおっしゃってますが、 そんなことは、誰でも分かります。彼女が2200mが得意だというのは承知で 今回、私は自身の分析と統計からの確率を信じます。 さらにはサンデーサイレンス産駒にはこういう事もいえます。 ほりあてくんの馬券指南(その91) ・サンデーサイレンス産駒には万年人気過剰馬がいる。この扱いを見極めると 馬券戦術が一層簡単になる。 ちなみに件のエルちゃんの今まで走ったレースでの人気と着順の関係です。 ・人気が着順より上位だった→14回 ・着順が人気より上位だった→ 5回 ・同じ → 4回 つまり、人気の14勝5敗4分け、です。典型的な人気過剰馬ですね。 もちろん今回、エルノヴァが優勝することもあるでしょう。そうなると馬券で損もするでしょう。 しかしもっとまずいのは、それによって自分の信念が揺らいでしまうということです。 私は長い間サラブレッドの血統を研究してきました。自身の信念に沿って馬券を買い 裏切られたこともありました。古くは菊花賞でプレストウコウが勝ち、最近ではオークスに エンドスウィープ産駒のスイープトウショウが連対してびっくりしたこともありました。 (今回も彼女を買う予定はありません) しかし、それによって「血統の勉強なんてあてにならない無駄なことだ」とは 決して思いませんでした。なぜなら 血統の勉強によって多くの疑わしい人気馬を蹴り、 また、多くの穴馬に巡り会えたからです。 モノポリーに例えると、 「今日はダークブルー(ボードウォークがある)によく入るからここを揃えさせるのは危ない」などと思っている人はモノポリーでも競馬でも勝てないということです。 モノポリーでダークブルーに止まる確率は常に一定、12を振る確率も常に一定です。 私もモノポリー関係でサインを頼まれた時、よく書く言葉があります。それが、 「確率を信じろ!」です。 ちょっと、長くなってしまいました。続きはしばらく後で。 ■
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by hyakuta1988
| 2004-11-13 18:07
| 競馬
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